終点レイヤの選択

起点からの接続が必要な終点を表すレイヤを選択します。ツールは、最大 10,000 の起点と10,000 の終点をサポートしています。

1 つの終点しかないレイヤを選択する場合、すべての起点はその終点に接続します。

起点が 1 つで終点が多数ある場合、ツールは起点を各終点に接続します。

多数の起点と多数の終点がある場合、起点と終点のペア（ [起点の ID フィールド] および [一致する終点の ID フィールド]）を説明する 2 つのフィールドを使用する必要があります。ツールは、解析時に起点および終点のペアを接続します。たとえば、「 Rosie」と「 Harold」という ID フィールドを持つ 2 つの起点と同じ ID 値を持つ 2 つの終点があるとします。起点「 Rosie」は終点「 Rosie」に接続し、「 Harold」は「 Harold」に接続します。これ以外は、接続または測定されません。

各レイヤ内の ID 値は一意である必要があります。たとえば、終点レイヤに 2 つの「 Rosie」という値を使用できません。起点および終点レイヤの値は、完全に一致したペアにする必要があります。「 Harold」は、綴りを間違えた値「 Harodl」には接続しません。

計測

直線距離または移動モードを使用して、起点を終点に接続するかどうかを選択します。利用可能な移動モード オプションは、運転距離、運転時間、トラック輸送距離、トラック輸送時間、徒歩距離、および徒歩時間です。出力ルートは、道路または歩道で、一方通行の道路および運転またはトラック輸送時の違法な転回といった適用可能なルールを適用します。

[運転時間] を選択した場合、運転時間の測定方法を設定するオプションがあります。

• [交通量の使用] をオフにすると、一定速度に基づいた最短ルートが検索されます。

  このオプションは、特定の出発時間での交通状況の変化を考慮して計算するのではなく、一般的な運転時間エリアを測定する場合に選択します。

• [交通量の使用] をオンにすると、指定された開始時間と変化する交通状況に基づいて最短ルートが検索されます。また、 [ライブ交通量] オプションも選択すると、起点からの出発時刻が現在の時間に設定され、走行速度の現在値と予測値がセンサとフィードから参照されて、ルートが作成されます。走行速度の予測値は、ライブ走行速度、履歴速度、および天気などの最新イベントを参照して計算されます。走行速度は12 時間先まで予測されるため、スライダを移動して出発時刻を最大12 時間後まで設定することができます。

  これらのライブ交通量設定を使用して、すぐ出発した場合や今から 1 時間以内に出発した場合の運転時間を確認できます。

• [交通量の使用] をオンにして、ある日時の [通常の交通量] を選択すると、このツールは、通常の週における 5 分間隔の履歴速度の平均値に基づいて、最短ルートを検索します。結果には交通量が含まれますが、通常とは大きく異なる場合がある現在の交通状況や事象の影響は除かれます。

  これらの交通量の設定を使用して、「水曜日の午前 11 時半に出発すると、これらの終点に到着するには、一般的にどれくらいの時間がかかるか」といった質問をすることができます。

  設定した時間は、起点がある場所のタイム ゾーンを参照します。そのため、時刻を午前 8 時に設定し、起点がニューヨークとロサンゼルスに 1 つずつある場合、それぞれ東部標準時の午前 8 時と太平洋標準時の午前 8 時の出発時間でルートが生成されます。

車両が起点から離れるにつれて、時間が経過し、交通状況は変化しますので注意してください。[起点から終点までを計測] ツールは、 [交通量の使用] をオンにした場合、これらの変動した量に対応しますが、交通量はすべての地域ではサポートされていません。調査対象エリアの交通量が提供されているかどうか調べるには、ツールで [利用可能かを確認します] リンクをクリックします。

結果レイヤの名前

これは、 [マイ コンテンツ] で作成され、マップに追加されるレイヤの名前です。デフォルト名は、解析レイヤの名前に基づきます。レイヤがすでに存在する場合、そのレイヤを上書きするかどうか確認を求められます。

[出力の保存先] ドロップダウン ボックスを使用して、結果を保存する [マイ コンテンツ] 内のフォルダの名前を指定できます。